안녕하세요!
実はわたし学生時代、日本で約10年チアダンスをしていたのですが、
韓国でまたチアに関わる機会ができ、数ヶ月韓国のチアの世界の見習いをしていました
同じチアと言っても文化も違う国だといろいろ違う世界でびっくりなこともたくさんあり、
チアの種類、大会、チームについてに分けて比べてみました!
今回はちょっとマニアックな内容ですが興味のある方、チア関係者の方読んで頂けたら嬉しいです!
(ブランクが長いので日本の情報が大昔の情報だったら教えてください)
チアの種類の違い

日本のチア
チアリーディング
コール、タンブリングや組体操のようなことを組み合わせて行う
チアダンス(チアダンス、ポン)
ダンスに特化していて
ポンダンス、ヒップホップ、ジャズダンスで構成され1曲の中で雰囲気が変わっていくのが魅力
バレエのようなターンなどのテクニックも行い、
ポン部門はポンポンを持ってクリーンに、シャープに踊る
バトンも一緒にやる部活もある
知らない方はチアダンという映画やドラマを見てみてね
プロスポーツの応援チアリーダー
アメフトやバスケのチームの専属チアリーダーは特に
アメリカのnflのチアリーダーの影響を受けていて
女性らしさもあってヘルシーで髪の毛の振り方までも使って観客を魅了する
年齢も関係なく、本場アメリカのスポーツチームのチアリーダーに挑戦する人もいる
韓国のチア
チアリーディング
パフォーマンスチアよりは盛んで大学のチームでは台湾などからの留学生もいたり、
小学生から大学生まで一緒にやるチームもいます
パフォーマンスチア(ポン)
韓国にチアダンスはなく、icuよりでポンのみ
細かくレベル分けされ、子供達はシングルでの大会出場者が多い
アクションチアリーディング
韓国にしかない応援団ダンスという感じで
足は閉じて開いてを繰り返し、腕を肩が外れちゃいそうなほど振り回す時は
遠心力で手のひらがパンパンに真っ赤になるそう
チアのユニフォームかフリルのついたの王子様のような衣装を着て行い、旗や笛も使ったりする
大学の文化祭の応援合戦などでもみれます
Netflixのチアアップと言う応援団ドラマで見れます
スポーツ応援チアリーダー
日本よりも容姿に厳しく、年俸もよく、インスタグラマーや芸能人のような活動もするので
アイドルのようなお顔に全身女性らしく(修正済みで)ないと入れないとの噂も…
(韓国のプリクラに人気チアリーダーと2ショットが撮れるフレームも出るほど)
チーム専属ではなく、いろんなスポーツの応援に駆けつけるチームもあるようです
チアリーディングのスタンツをするチームもありますが、チアらしいダンスというよりは
流行りのk-popアイドルのカバーダンスなどで盛り上げるチームが多いようです
한화イーグルスというプロ野球チームに初の日本人チアリーダーが入ったそうです!
韓国はオールラウンダーが多い?
これはスクールにもよりますが
チアリーディングとポンを掛け持ちでやっている、
またはチアリーディング選手がポンを始めることも少なくないので
ほとんどのスクールに空気を入れるマットもあって側宙なども練習し放題
タンブリングに強いと思います 腹筋もムキムキ!
アクションチアもポンもチアリーディングも全部やるスクールだと
ポンの後タンブリングの授業を受けてスタンツもして、、子供達は大忙し
ポンだけのスクールでもアクションチアもしているところが多いので
イベントなどでいろんなチアを組み合わせた演技は韓国特有の演技ですね!
日本よりダンサブルな要素が少ない?
イベントに出る時もインパクトの強いアクションチアとチアリーディングが多かったり、
チアダンスはないのでポンはキビキビアームモーションで踊るという感じ、
ヒップやジャズはあまり機会があまりなく、応援団要素が強めで
表現する、魅せる演技をする機会がチアダンスをやっていた私としては個人的に少ないなと感じます

アメリカのチアリーダーみたいなダンサブルなチアも一緒にやりたい…!
大会の違い

大会規模
まず韓国は競技人口が少ないため予選がある大会はありません。
日本も小規模大会や、新人戦大会など増えてきましたが
韓国はコリアオープンを除いて
地域ごとチアリーディング協会があり、そこが主催する小規模大会へ
全国の審査員、選手が集まります。
日本のようにjcda,usaのような予選のある大きな全国大会に向けて
何ヶ月も前から準備をするということはなく、
毎月のようにある大会に出場して自分の今の実力を知る、自信をつける、
大会というよりも審査会みたいな感じだなという印象です
部門
ポンの他にヒップホップ、ジャズ部門もありますが出場チームは多くないです
日本のように年齢+人数でスモール、ラージなどと編成分かれているのではなく
細かく設定されたレベルごとの部門でそのレベルのテクニックリストに忠実な構成の演技をします
シングルに出る選手が多いのもレベルを一つずつ上げていき
自分のレベルを正確に知ることができるからですかね
大体チアリーディング部門の後にマットを片付けてからポン、アクションチア部門という流れです
雰囲気
日本は大会の規則ではないけれど
他のチームの演技中は
席についてポンポンで応援をし
移動や飲食は演技と演技の間に速やかにする、
すれ違うチームには挨拶をする、待機中は手は腰になど
チアスピリットから来る暗黙のルールがあり、会場全体の一体感を感じることができますが
韓国は一言で言うと全体的に自由な感じです
自分たちの演技が終わったら終わり
すごいチームの時だけ前に行き見る
우리自分たちの体力、コンディションを一番に考える大会というよりも審査してもらいに行く印象が強いです
韓国は大会が多い
小規模の大会が多いので毎月のように地方へ行き、
競技人口が少ないので参加賞のように毎回賞をもらい
場数を踏んで自信もつき、本番に強いと思います
ですが
日本で現役時代、成功体験だけでなく
思い入れのあるオーディションや予選に落ちたり、
入賞できなかったり、失敗したり、悔しい思いを経験したあと
仲間と努力を重ねてからの舞台で学んだことが今の自分を作ってくれたと思っているので
両方に長所短所があると思いますがもっともっといろんな経験ができる環境になるといいですね
チームの違い

社会人チームや部活は少ない?
部活動であってもチアリーディングやアクションチアだったり、ソウルの方に偏っていたり、、
高校生以上になると韓国はお勉強に力を入れるのもあり、課外活動全般活発にはできなくなり、
大学でポンをする部活はなくほぼ世界大会の韓国代表選手になるか、コーチになるかという選択肢になるようです
コーチ兼選手として活動している方もいますが
日本のように会社や大学終わりに練習するオープン編成のチームがないので
長く続ける、幾つになっても現役でいられる環境が欲しいですね
練習の違い
韓国はほとんどのチームがスクールで練習場があり、毎練習専属コーチがいます
毎回場所を借りて、月に2.3回コーチに来てもらうというチームはほぼなく
自主練や選手たちだけの練習があるチームは少ないかもです
小学生はテコンドー教室などと同じように黄色い習い事送迎バスで
習い事のはしごをして合間にコンビニご飯、キンパ屋さんに行くのも韓国ならでは!
世界大会出場チームの違い
日本の場合は国内の大会で好成績だったチームが推薦を受け、出場権を獲得する流れですが
韓国の場合は全国から個人がオーディションを受けて、世界大会のための選抜チームが作られ
週末ソウルで練習することがほとんどだそうです。
韓国は世界大会出場する人を国家代表국가대표と呼びます
外国人でも6ヶ月以上韓国に滞在していれば選抜チームに入ることもできるので
チアリーディングでは留学生やワーキングホリデイ中の外国人も世界大会に出場していたそうです
コーチと生徒の距離が近い
日本は1人のコーチが複数のチームを持っていることが多く、
私も日本で月に2回くらいでコーチが来てくださるようなチームに長くいたので
なおさらびっくりしたのですが
毎練習生徒と会うのでコーチの日だ!!と緊張することもなく、仲良し
そして大会引率というと大会の時間内だけと思いきや(チームにもよりますが)
小学生たちのカルビのお肉の骨をとって切り刻んであげる、身の回りのお世話もしてあげるなど
そこまでするの!?ってこともありました。
他のチームでは引率費もとってお化粧から完全になんでもしてあげるというチームもあるそうです
憧れの存在が少ない?
韓国全体でもチア人口、パフォーマンスチア人口が多くないのに
タンブリングに比べ技が成功した!というのを感じにくいからか
実際私が所属しているスクールでもポンをやる子が減ってしまっていて
こんなふうになりたい!というモチベーションになる存在が少ないのかなと思いました
私の小さい頃はチアの協会のお手本チームで現役で活動されているコーチの公演を見にいったり、
同じコーチのお姉さんチームとの交流があったり
全国大会のグランプリチームの演技を覚えるほどみたりできるありがたい環境だったんだな、、
日韓のチアの違いまとめ
韓国
- 競技人口が少ない、地域で偏りがある
- 個人のレベルを公式で評価される機会が多い
- タンブリング強い
- 場数をたくさん踏んで本番に強い
- 短期間集中準備
- 応援団みのある独自の文化がある
- 毎回コーチに指導を受けられる
- 基礎練、自主練、生徒のみでの練習時間は少ない
- 現役寿命が短い
日本
- 競技人口が多く競争率が高い
- 大会会場、チームでの一体感が強い
- チーム練習、自主練時間が長い
- 一つの大会に時間をかけて向き合えるので細かいところまで合わせられる
- チアダンスでダンサブルな動きもできる
- ワークショップや合同練習も多いので他のチームからの刺激を受けやすい
- 礼儀正しさ、感謝の気持ちなどチアスピリット、精神的な部分もチアを通して学べる
- チアリーディングとパフォーマンスチアの掛け持ちはないので集中して時間をかけられる
- アラサーになっても活躍の場がある
外国で再びチアの世界に入ってみて、
日韓の文化の違い、テクニックの名称の違い、環境の違いを感じながらも
やっぱりもっとたくさんの人にチアの魅力を知ってほしい!
私にとって人生の宝物になったように、
チアを通していろんな経験をしてほしいという思いは強くなりました
もっともっと韓国のチアも盛り上がっていってほしいなと思います!!

チアを通して日韓交流とかもできないかな…
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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